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北朝鮮・再考

ピョンチャンを経て、北朝鮮・再考

もう一度北朝鮮のことを考えてみた。

とはいえ、外国人を無作為に拉致して自国へ連れ帰り、数年も拘束するなど、卑劣極まりないことは、まず、心に留めておく。ほか、これに追随するようなことをいくつもやらかしておいて、そこにいかなる正論があろうと、支持されるのは難しい。
北朝鮮と韓国のオリンピック合同チームが、これほどたやすく結成されてしまうことに、拍子抜けの様でもあった。両国とも、祖国統一は言うまでもない願いなんだ、とわからせた。
じゃあ、なぜ、すんなり行かない? ベルリンの壁崩壊も、もうかなり過去に沈んでいく。
そもそも、朝鮮民族が、半島において2国に分断されたのは、当時の2台大国、ソビエト連邦とアメリカ合衆国の対立のとばっちりを受けたからに他ならない。ベトナムなんかと同様、二大勢力の『代理戦争』だ。
今まだ、韓国を中心にアメリカが猛威を振るう中、経済的にも弱者である北朝鮮が和平に臨めば、劣悪な条件をつきつけられっるのは、想像に難くない。
その結果、選択されたのが、軍事的な対抗策、すなわち原爆開発、あるいは長距離ミサイル弾だ。
いかなる交渉も、もともとの両国の力バランスが均衡でないと、『均衡な』交渉にはならない。
さらに、アメリカが原爆禁止を嫌う理由が「抑止力」であるなら、北も抑止力のために核を手に入れるのは当然の道理だろう。
いずれにせよ、北が韓国と統一されるための大きな障害のひとつ、アメリカ勢力をいかにかわすか、その戦略の一つが核開発だろう。

つまり、統一を求める北と韓国以外の勢力、たとえばアメリカ勢力がなければ、とうの昔に統一はなされていた、ということをオリンピック合同チームの結成は教えてくれる。
もともと、分裂が大国のためでもある。

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