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京都小旅行から帰って

京都小旅行から帰って

 

今年3月下旬、連れと23日の旅だった。

 

短い旅で、何が見れたというほどではないが、やはり関西弁は「あく」が強い。

たまに聞く関西弁なら、テレビで聞きなれた感もあるが、一日中、人の声がすべて関西弁というのは、かなり重い(())
日本を代表する観光地だから、それにいくらか外国語が混じる。

 

関西弁にしたって、それは、使う人の人となりなんだろうが、おばちゃんの関西弁ときたら、なんとまあ、きつい。人の悪口、愚痴を言うための方言のよう。内容と表現がぴったりなものだから、そのパワーは、恐るべし。まいった。

 

それは置いといて、もう一つ印象深いことがあった。京都市営地下鉄だったか、社内の中にあった広告。

『この電車はベビーカーもご利用できます』と大見出し。

つづいて、『周りの方は、ベビーカーに注意して、通らせてあげましょう。』と、ベビーカーの周りの人に注意を喚起。
さらに、『ベビーカーの方は、他の方の迷惑にならぬよう、注意しましょう』と、ベビーカーの側にも公平に注意を喚起。(※各文は筆者の記憶による。原文そのままではない)

 

まあ、日本の鉄道、注意書きの多いことで有名らしいが、ボクはこの注意書きには衝撃を受けた。美しいスタンス。
注意書きというものは、たいてい悪者や不注意な人に注意を促すもの。あたりまえ。たとえば、暴力はやめよう、駆け込み乗車は危険です、携帯はマナーモードに、などなどなど。

 

だけどこの注意書きは違う。ベビーカーの側にも、それを取り巻く人々の側にも、いちように注意を促している。それがとてもすがすがしい。いいものを見せていただいた。京都地下鉄。

 

「人間の尊厳とその共存」という永遠のテーマがある。

わが郷里の士、山縣大弐(やまがただいに=甲斐市・山縣神社に祀られている学者)はその本の中で、これを大きなテーマと捉えた。江戸時代のこと。時代を経て、幕末の吉田松陰などは、この本を大いに参考にしたという。

大勢の人間が住む社会の中で、自分の尊厳をしっかり守り、他者との共存をおもんぱかる。それは、とても大事でありながら、たやすくもない。

だが、この京都地下鉄の広告に、共存の理想をひとつ、垣間見た思いだ。

 

まったく、当たり前だが、お互いに注意する。

ベビーカーが電車に乗り入れることの是非を決める必要もない。

互いに思いやってください、という。

 

ありがとう、京都地下鉄。

 

 

 

 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ふんふん。京都いいねえ、僕も行きたい。
言ったと思うけど、長男が京都工繊大の今、院の2年。
一浪で入ったんで年は24だ。
5年前入学の直前、諸手続きで一緒に京都に参った。
レトロな雰囲気の電車。時おりさーっと冷たい雨が通っていく。
福岡から夜間高速バスで10時間ゆられてたどり着いたおかげで睡眠不足でキツかったのも合わせて、独特の思い出である。

それ以前は生まれて僕はまだ京都はじっくり行ったことがない。
いつも通過するだけだった。
長男が在学中に一度は妻と京都、一泊でもいいけん訪ねたいな〜と思いつつ、いまだできてない。。。

投稿: 渡辺弘人 | 2017年4月 9日 (日) 11時23分

おお、弘人!
コメント、ありがとう!うれしいよ!

京都、古いものと新しいものが共存している。お寺や神社に限らず、木造の路地の家並みや。
一方、四条通あたりの東側、寺町通りとか、新しい商店街に若者があふれていたりする。

歳をとって暇ができても、今度は体が動かない、気持ちも求めない、という話は良く効くよ。まあ、鍛えてる弘人のことだから、普通の人より元気とは思うが、無理しても、行きたいときに行くのを勧める。

今度は京都のオバハンの手の内も見えたし、容赦せんぜ!笑

投稿: ソリタリョウ | 2017年4月 9日 (日) 19時42分

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