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2016年6月

今朝 二作(詩)

  『希望は、その目に宿る』

希望は、その目に宿る
若々しく、未来を見上げるその目に

繰り返し、繰り返し寄せる岸の波のように
その目を疲弊(ひへい)で覆(おお)ってしまう困難にも、
ボクらは、その闇に、すぐ気づくことができる

だいじょうぶ、
気づきさえすれば。
そこかしこに、光は指しているはずだから。

もう一度、疲弊の膜を拭(ぬぐい)い去って、
希望をその目に宿らせ、
また宿らせ、

見たかい、
今すれ違った輩(やから)が
やっぱり希望を宿していなかったか
まばゆい中空(なかぞら)を見上げるようにして



  『お前も、鮮やかに』

陽ざしが、ますます鮮やかだ

ボクは視線を持っていかれる
そのあたりの景色に、魂も引っ張られて
バスも、ビルも、歩道も、
光いっぱい浴びて、
それぞれを主張している

それがなんとも心地よく、
そこにある、ということが、小気味よく。

まるで運命の友を見つけたかのように、
ボクは視線ごとひかれて、近づいてゆく

そうだ、
「在る」ことは、なんとも、近い。
ボク自身だって、ホントウは、もっともっと近い。

まばゆい日差しがはじける
光の粒たちは、見事に乱舞し、
ボクに見せつけているじゃないか、

「お前も鮮やかに在れ」、と。



  

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