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2014年3月

近頃のコピー

この4月から始まるNHK連続小説「花子とアン」だったか、山梨県が舞台で、方言もかなり気合が入っている、ということで、方言の使われ方に興味だが、そのドラマの宣伝ののぼりには「こっぴっと」などというのが使われているので、「じぇじぇ」に続くのはこれか?などと想像するのもまあ、楽しい。ちなみに「こぴっと」は、「手を抜かずにちゃんと」くらいの意味かな。

さて、「こぴっと」繋がりで言えば、アパレルメーカー「Earth , music & ecology」の『あした 何着て、生きていく?」の『コピー』のシリーズは、いま、「あした 友と違う道」である。
ああ、卒業シーズンだなあ、と思わずにはいられないが、いつだって、同じ道は無理だし、違う道だからこそ、寄り添えるということもあろう。『役割』ということもある。

どうも、重箱の隅をつつくようながら、ふに落ちないコピーもある。
まず、山梨中央銀行、「笑顔のためにできること」。
もちろん、真意は「いつも努力して、お客様に笑顔になってもらえるようになりたいです」という意味。
そりゃわかる。
でも、うがった見方をすれば、まず「笑顔」ありきとも読める文脈だ。
まず、「お客様の笑顔」を見せていただきたい。さすれば、こちらとて、鬼でもない、なにかできることをしましょうぞ、と読めないか??

明確にするには「笑顔『になっていただくため』に、できること」などの修正が必要。

つぎに、公明党。
「安心は、希望です」。
これも、さきの中銀と同じく、「倒置」のようなテクニックをちらつかせている。
すなおに、倒置などせずに、素朴に言えば、誤解など生まれないものを、老獪(ろうかい)にひねるものだから、ややこしくなる。
だから、若い奴は好きだ。すがすがしい。

いやいや、閑話休題。
「安心こそが、私たちが希望するところなんです」というのが真意。
しかし、こんな風に倒置されると、
「安心が得られればいいんだけどねえ、まあ、いちおう、希望ですけど」
という感じが否めないのだ。ぼくには。まあ、異論もございましょうが(笑)

さて、最後に日本郵便の簡易保険、「かんぽ」のコピー。

「人生は、夢だらけ」。

ぎゃはは。ボクの中では、久々のヒットである。
夢などという、形なきもの。あると思えばある、ないと思えば、ない。

たくさん、たくさん、夢だらけ、そう思えば、その通り。

実に、痛快。拍手。

蛇足だが、じゃあ、なぜ保険のコピー?と言った人がいる。
まあ、それはどうでもいい感じだが(失礼)、
この夢だらけの夢を、ひとつも無駄にしたくないから、
と、ボクは解釈させていただいた。

さて、あなたは?(詩とメルヘン風)


 

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閻魔さまの苦しみ

去年、ふらりと鎌倉に行ってきた。

思い付きの日帰り旅だった。

古都と言うくらいで、お寺がいっぱいある。
北鎌倉駅近くの「圓應寺(円応寺・えんのうじ)」が、とても印象的だった。
北鎌倉駅のポスターで、宣伝されていなければ、見逃していたかもしれない。
とても目立たない入り口の、石段を登ったところにある。
いかにも「たいしたこたない」感じ。

ここに、「閻魔(えんま)さま」と、その関連の人?たちが祭られている。
そのひとたち、死者が訪れた時、その生前の所業により、これからどうなるか、という裁きを与えるのが役目。
閻魔さま一人で、すべてやるのではなく、ここにいるような、10人ばかりが手分けして行う。
各像のまえに、どんな役割か、書いてあるので、これを読むと、実に興味深い。

さて、まあ、ご存じのように、閻魔さま、死人に、地獄行きか極楽行きか宣言するのは有名。
しかし、一日に三回、閻魔さま自身が裁かれる時が来ると言う。
すべて、死んで、ここへ訪れるものが、極楽へと行けば、めでたしだが、
なかには、悪行の末、地獄行きを宣言されるものもいる。
すると、地獄行きを宣言したときには、閻魔さまは、その一日三回の審判において、罰を与えられる。
それは「地獄行きを宣言した罪」だという。ドロドロに焼けた火の小手をのど奥まで突っ込まれる、という、なんとも耐え難い苦しみを与えられる。
よって、閻魔さまの願いは「どうか地獄行きが出ないように」というものだという。

なんとも。

もちろん、閻魔さまたるもの、うそをついて、「みんな極楽じゃあ」というわけにもいくまい。
地獄行きを命ずる、その無慈悲のようにも思える絶対の裁きをなすものが、人々の悪行によって、地獄行きを命じることの罪を負う。
この思想というか、考え方に、まことに曼陀羅図を見るような思いだ。いやいや、曼陀羅のことなど、詳しいわけでもないが、単に「正と悪」という二元対立の図式ではない、有機的な宇宙を思わせる。

古都鎌倉、ありがとう。

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巨星墜つ 輿石陽さん・今日葬儀

甲府市の中心街のひとつ、城南商店街(オリオン通り)の商店会長さん、輿石陽(こしいし・みなみ)さんが亡くなった。
さる、2月27日(木)のことである。

なんと、ボクはその前日、お元気な姿をお見かけしていて、電話で普通に、話もしている。

商店街の方々に聞いても、前日に、元気にランチを食べていらした、という。

その次の日が命日だというから、まったく入院などもせず、なんと急な死であったろう。

確か70代後半、ボクの母と大差なく、オリオン通りのストリートライブにお誘いいただき、たいへんお世話になった。
背もすらりと高く、足も、これまた長い。
若くして、ニューヨークに住んでいたご経験もあったり、、まったく元気で、おしゃれなおじいさんだった。
アメリカでは、とにかく背が高いことがモテる条件なんですよと、のたまわれていたご本人も、180を超える長身で、かなりのものだったのでしょう(笑)。

本日、3月9日(日)、午後1時より、岡島でパート並びの印伝から二、三軒南に下った「ささごん」という会場で、葬儀があります。

まったく、お元気で、バイタリティーにあふれたお方で、いつも前向きに未来を考えていらした。ああいう老人になりたい、と思わせる人だった。
ご指導、ありがとうございました。
ご冥福をお祈り申し上げます。

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