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2013年12月

  「わたしの命・だれかの命」

 

近所の一人暮らしの、そのおばあさん

なんだか咳き込んでいたから、

「お風邪ですか」ときいたら、

「私はいつも風邪ひいてるから、

 ほれ、こういうふうにいつも薬を置いてあるだよ」

と言って、小瓶を見せる。

「お大事に。」と言うと、 「ありがとね。」と答えてくれた。

 

例えば、不謹慎ながら、 高齢の方が風邪をこじらせて、亡くなる話もある。

ボクは、「命」の心配をしたのかな、

などと考えたりした。

 

イノチハダイジ

イノチヲタイセツニ

タイセツナイノチヲマモリマショウ

 

そんな常識は、 いつもぼくらの魂を素通りする。

命って意味は知っているけど、

いや、知ってたっけ

いったい何だ

何もイメージが浮かばない

 

まだ3回くらいしか会ったことはなかったけれど、

その黒いハットが好きな青年が急死したという。

自殺らしい。

もちろん青年の死は悲しいけれど、

自ら選んだ死はもっと悲しい。

 

その死を知らせてくれた人が言うんだ。

「誰だって、死にたくなるとき、あるさ。」

そうだ。 ボクだって、そうだ。

だから、

自ら死を選んだ知らせは、 ボクらを余計悲しませる。

「誰だって、死にたくなるとき、あるさ。」

それでも死ななかった人が

自殺の知らせを聞く役回りだ。

 

イノチハトオトイ

ソマツニスルナ

カケガエノナイイノチ

 

そこに、その青年の顔をしっかり描いてやろう

そののっぺらぼうで、ぬくもりもない

「いのち」という言葉の上に。

そうしてもう一度、繰り返してみる。

  

とおとい

だいじな

かけがえのない‥‥

 

そのおばあちゃんが言ってくれた 「ありがとね。」が

なにか、とってもとってもうれしくて、

ボクはもう一度、心で言う。

 

「お体、大切にね。」

 

 

****************

  

この詩は、今年の山梨の「国民文化祭」の応募作として書きました。

友人が、盛んに勧めてくれたので。

しかし、見事に落選でした。

  

この題材は、実話で、今年、顔見知りの男性が亡くなったのです。

  

そのあと、この詩を書いて、まさにその後、

もっともっと近しい人もなくなってしまいました。

ボクよりずっと若い女性です。一週間前に、スーパーの入り口で、ばったり会ったばかりでした。

  

山梨にも、『自殺を防ごう』みたいな取り組みは、いろいろあるみたいですが、

そういう人たちと交流するカフェに誘われた時、「言葉には気を付けてくださいね」と釘を刺されて、行くのをやめた。

ソリタリョウ、言いたい呆け。

治りません。

  

ある友人が、こんなことを教えてくれました。「聖人」の「聖」という字の「耳」は、他人によく耳を傾けること、「口」は、余計な事を言わないこと。

  

ソリタリョウ、まさに対極ですか(笑)。

まだまだ修行が足りません。まだまだ未完成のワタクシ、修行も何十年もかかるので、そのうち老衰するでしょう(笑)。

  

でもね、これからのボクは自殺したりしませんよ。

絶対ね。

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やなせたかしさんのこと

やなせたかしさんが亡くなってしまった。

やんちゃなお年寄りだった。
長生きする人は、やんちゃなのか。長生きしたら、やんちゃに戻るのか。

彼は、天才・手塚治虫氏以前にデビューした漫画家で、衝撃の手塚氏デビュー以来、
その作風が古臭いと、仕事は激減したらしい。
そんな中、夜中に仕事をしながら、電球の明かりに手をかざすと、赤い血潮が見えた。
これが名作「手のひらを太陽に」のインスピレーションだったと聞く。

アンパンマンは、大ヒット。いまでも世界中で人気らしいが、
これが最初に絵本として世に出るのが、彼が60歳のとき。
ちなみに、ボクは今54歳(笑)。
そしてTVアニメ化されて、ブレイクするのが70歳のとき。
(うろ覚えです。確かめてみてね)

ご自身で作詞されたテーマソングは、東北などの被災地の人々を勇気付けた。
♪「何のために生きるのか わからないまま死ぬのはいやだ」

彼は言う。
「平和は敵を倒すことから得られるのではない」
「貧しい人々の飢えを救うことから始まる」

アンパンマンは、自身の顔を削って食べてもらうという、特異のスタイルで、
出版関係者から、当初大反対されたらしい。
しかし、それこそが、作品の命だった。

彼は、こうも言う。
「正義とは、必ず自己犠牲を伴うものだ」
そうして、アンパンマンは、顔を犠牲にする。

風雲児・手塚治虫氏にも、こんなマンガがある。
たしか「火の鳥」シリーズの中だったか、
幾人かの異なった星の人々が旅する中で、どうにも食料が尽きてしまう。
すると、ある星の人間が「ボクを食べて」と言う。
その星の人間は、そのような飢餓の場面で、ほかの人に食べてもらうように
体ができているのだと言う。
そして、ほかの星の人々は、彼を「いただいて」窮地を凌ぐのだ。

「正義のための自己犠牲」というと、不謹慎ながら、9.11も思い出してしまう。
ビルに突っ込む自爆テロはまさに自己犠牲である。

そうなれば、「正義とは」という話にもなるが、今日は触れない。

「正義のための自己犠牲」とはいえ、それが自身の信じる正義のためなら、
何の辛さもないかもしれない。むしろ、喜びのほうが大きいか。

やなせたかし氏も、時間と労力を費やし、
まさに血肉を削ってアンパンマンを世に送り出したことはたやすく想像できる。
まさに、それを、わたしたちは「いただいて」、
より良い明日へと思いをめぐらせる。


先日、甲府市立図書館へ行くと、別にそれを目指していたわけではないが、
書棚に、真っ赤な背表紙で「やなせたかし全詩集」とある。
厚さもたっぷり3センチほど。
思わず借りてきた。
高校、大学時代、やなせ氏監修の月刊誌「詩とメルヘン」をたびたび購入したが、
あの画風、あのやんちゃぶり、そのまんまな、まっすぐな詩があふれている本だ。

やなせさん、ありがとう。
ほんとうにありがとう。
同じ時代にいられて、うれしいです。

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風が起こったよ さあ、生きてみるんだよ

ジブリ映画「風立ちぬ」に引用された、フランスの詩だという。

「風立ちぬ いざ、生きめやも」と文語では言うらしい(笑)。

これが、このたび、ニューヨークの何とかいう映画賞を取ったとか。


ボク自身、この映画に、わくわく胸躍らせた。
とにかく、冒頭のこの詩にやられた。

「風が起こった さあ、生きてみるんだ。」

この一行で、ボクはこの映画の鑑賞料分の価値があると思った。
ほんとうに、そう思った。
それくらい、すがすがしい衝撃に打たれた。

ありがとう。宮崎駿さん。

まったくそのとおり、
54歳、万年青年も、心より共感します。

「風が立った さあ、生きてみるんだ」


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とりあえず、政治を切る(あるいは切られるww)

まず、
やんちゃな中国政府。
とりあえず、国内の不満をそらすために、なんだかんだ諸外国に火種を作る、
という説もある。

だけど思うのだ。
中国、韓国のいつもの振り上げたこぶし。
「歴史を反省せよ」

盧溝橋だとか、満州鉄道だとか、
理不尽な言いがかりによって、他国に乗り込むことを正当化した、かの戦争。

近来の横暴な中国政府は、まさにそれを髣髴(ほうふつ)とさせる。
尖閣諸島とか、なんだとか。

「こんな風なやり方でしたよ、あなたたちも」
と言っているように思えてならない。

ボクの世代、「戦争の反省、非戦の決意」は常識なんだが、
ちゃんとした贖罪(しょくざい)は行われていなかったのか、否か。
きちんとした記録の一覧がほしい。

やはり、他人たる他国、
以心伝心というわけにも行くまい。
公式な文書のやり取りなど、後始末は、どうなってるのか。

自分で調べろって?‥‥ごもっとも。


もうひとつ、
特別秘密保護法。

ここんとこの国会中継は、なぜか見入ってしまう。
しかし、野党の追及に対する言い訳答弁はもう十分。
それより、
「なぜこの法が必要か?」
ということを、法案提出側に、もう少し説明してほしいのだ。
そこがボクはあいまいでもどかしい。

そんなの常識??

ボクの解釈では、
「秘密」を守らねばならないのは、敵国に対抗するため。
秘密が漏れることによって、戦争が不利にならないようにするため。

これに対峙する考えを思えば、
武力による紛争解決をしないということ。

戦わないなら、秘密もいらない。

だいたいやねえ!(懐かしき『一九分け』のまね。彼は今どこや?)
明らかに武力たる自衛隊があるのはおかしい。
武力が必要かどうか、というより、
武力所持という既成事実を作ってから、憲法を変えるという前後不覚がなさけない。
これがわが国の現代史だ。なさけない。
せめて、憲法を変えてから、自衛隊を設立してほしかった。

とりあえず、国と国、
宇宙からは見えないと言ったって、歴然と存在する国境。
国に分かれているうちは、その取引、小競り合い、駆け引きは当然だろう。
それらを総称して「外交」と言うのだろう。
軍備は、その大きな切り札にもなりえよう。

しかし、地球がひとつにまとまれば、外交もいらない、軍備がいらない。
デイドリームビリーバー隊員としては、当然それが目標だ。

以上、政治を切ってみた? 大根切りである(笑)。

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