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「この島の荒野と」

この島の荒野と

かさつく心に吹く寒風に

歌なんぞが現れようか

聞こえないはずの耳を己の両側へぶら下げて

ただ時の行く方へ

宛てなく移ろっていても

 

何度も聴きたくなるうた

どうも聞くに堪えないうた

勝手に評価して、

勝手に覚えたり忘れ去ったり

およそ

うたというのは、すべてみな

この私へと向けて歌われていたのだ

そのことに思い当たれば

私などがあきらめていても

どこかで確かにうたが始まり

私のうつろな心にも共鳴の芽が出ていて

 

さあ、うたえば――――

まずうたってみよう、とだけ

うたい始めたのだとしても

それは、いかんせん

必ず誰かに届いてゆくものなんだ

自分自身の希望へも

 

          2013.11.29 朝 甲府駅タリーズコーヒーにて

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